第77回学習会 25名の参加を得て行われました!

投稿者: | 2021年1月16日

横山利弘先生に学ぶ道徳塾IN北海道 第77回学習会

日時:令和3年1月16日(土)
場所:かでる2.7 510会議室
参加:25名

【内容】
1 大矢先生   教職大学院研修会・参加報告
2 大畑先生   「内容項目の決め方」・提言
3 杉中先生   「道徳科の授業に「読み物教材」は必要か?」・提言
4 教材分析   新聞記事「命のリレー」
5 阿部先生   模擬授業『しあわせの王子』
6 塾長     模擬授業『Progress』

 1月16日(土),かでる2.7 510会議室にて「第77回 横山利弘先生に学ぶ道徳塾IN北海道」が行われました。COVID-19の感染予防がより徹底されたかでる2.7 を使い、パーテーションボード、ウィルス除去器等、可能な限りの感染対策を施し、25名の参加を得て行いました。

1 大矢先生   教職大学院研修会・参加報告
 大矢先生が教職大学院で行われた研修会に参加したときの様子について、得意の紙芝居形式を用いて報告してくれました。特に、杉中先生が示した「智慧」の考えや、磯部塾長が行った模擬授業に参加したときの受けとめ、考えの変化について、大矢先生らしい言葉で報告してくれました。

2 大畑先生   「内容項目の決め方」・提言
 大畑先生が内容項目の決め方について、今までの磯部塾での学びを通してたどり着いた考えについて、分かりやすく説明してくれました。特に教材の特質によって、どのように内容項目を決めたらいいか、さらに主題との関係を踏まえた視点についても説明し、指導案作成の一つのヒントになる提言でした。

3 杉中先生 「道徳科の授業に「読み物教材」は必要か?」・解説
 杉中先生からは、教材になりえる資料の適・不適、体験学習との違いなど踏まえた上で、読み物教材がいかに道徳科の授業に効果があるかについて、参加者にどんどん問いを投げかけながら、解説をしていただきました。

4 教材分析   「高校生 医療現場へ」(読売新聞)
 塾長がストックしていた新聞記事で、4年前に読売新聞に掲載された「高校生 医療現場へ」という記事を活用し、教材分析を行いました。情報量の多さから、参加者はどこに着目したらいいのか苦労しつつも、「この記事で、どんなことを子どもと一緒に考えたいの?」という授業の主役が子どもであることを忘れない塾長のアドバイスを基に、「動き」をどこで効果的に取り入れ、自然な形で入り口の問いに繋ぐかについて学び合いました。

5 阿部先生   模擬授業『しあわせの王子』
 この教材は、どうしても死を伴う自己犠牲が見えてしまいます。阿部先生から「とてもやりにくい。」と相談されていましたが、問いによる会話から考えを深めていく王道の授業を見せてくれました。

6 塾長     模擬授業『Progress』
 芭露学園・佐野先生からたっての希望があり、急遽塾長が模擬授業を行いました。スガシカオさんの歌詞がそのまま教材になったものですが、「理想の自分に向かって」を主題に授業を行いました。いきなりホワイトボード対話から始める新展開から対話を繰り返す中で、「動き」1を効果的に取り入れたことで、歌詞がまるで自分のことを示しているかのように感じていく授業を行いました。

 次回学習会は、2月5日(金)19時より、zoom学習会として行います。
 小中各1本、どんなことを子どもたちと一緒に考えたいか、その入り口になる問いは何かを学び合います。
 zoom学習会に参加制限はありません。
 ご希望の方は、必ず北野台中・磯部までご連絡ください。

【参加者からの感想】 
●大矢先生の「眼ドン」「言葉ドン」などユーモアたっぷりの和歌山大学の講習参加報告、大畑先生のリモートでの「内容項目の決め方」の理路整然とした講義、二人ともとてもわかりやすく、全道・全国の道徳授業に携わる先生方に是非聞いてもらって、考えを交流したい素晴らしい内容でした。午前中の締めは、杉中教授のリモートで「読み物教材の特徴」の講義。歌(トイレの神様)、新聞記事や絵本などの特徴を踏まえながら、なぜ読み物教材が必要なのか、ワークシートまで準備してもらいわかりやすく説明していただきました。「読み物資料では負の体験ができる・・・」というところが印象に残りました。午後は、午前中の教材の話を受けての模擬授業となりました。阿部先生は、読み物教材として扱いにくい教材での模擬授業。「動き」を丁寧に扱った淡々とした授業、とても勉強になりました。やはり、教材が大事なことが再確認できました。塾長は、「歌」と「新聞記事」での模擬授業。私の地域では歌の教材もけっこうある教科書なので、とても勉強になりました。また、塾長が4年間をあたためていた新聞記事、是非実践してみたいと思いました。このようなコロナ禍での会場とリモートを取り合わせた先進的な学習会を開催していただき、ただただ感謝の一言です。
●今月も楽しい学習会をありがとうございました。会場準備をしてくださった皆さんにも感謝しています。学習会冒頭の「学校では『~はダメ。』『~はダメ。』ばかり。道徳の時間くらいは子どもたちの心を解放してあげたい。」という磯部先生の言葉が強く心に残りました。本校は今まさにそのような状態で、子どもたちは息苦しそうにしています。ですが、休み時間だけは表情が和らぎ「こういう雰囲気の授業を目指したい」と思うようになりました。今の自分にできることを、コツコツやり続けていこうと思います。
●行事や大会がつぶれ、給食時間の会話も制限される中、道徳の時間は子どもたちがほっとした気持ちで、思っていることを伝えあえる時間になっています。子どもたちが思いを伝えあい、共感したり、嬉しく感じたり、自分はこう思うよって言える道徳の時間を大切にしたいと、さらに強く感じることができた1日となりました。ありがとうございました。
●今日も、まずは貴重な学びの場をいただき、ありがとうございます。このような状況の中でも、とことん”子どものために”を考え、学習会を開催する磯部先生の思いを強く感じました。
●「高校生 医療現場へ」は、すぐにでもやってみたいと思える題材でした。自分の主観だけでより好みしてはダメかもしれませんが、”力のある教材”を見つける”目”も大切だと感じました。
●朝から盛り沢山でした。大畑先生の「内容項目の決め方」の順序をなるほどと思い、自分も整理して取り組もうと思いました。新聞記事は読みどころがたくさんあり、選ぶ場所が大変で、まだ難しく感じます。どこまで取り上げるか、吟味できるようにしていきたいです。